リベットヘッドの種類を比較!丸頭や皿頭の特徴、加工時のポイント

2026年9月2日

リベット ヘッド カシメ機の画像

リベットのヘッドに用いられる形状の種類

リベットのヘッドにはさまざまな形状があり、見た目を重視する場合や薄い材料をしっかり留めたい場合などによって、リベットヘッドの形状が使い分けられています。

同じリベットでも、ヘッドの形状が違うだけで母材への荷重のかかり方や見た目、取り付けやすさが変わるため、リベットヘッド選びは製品の仕上がりにつながる大切なポイントです。

ここでは、代表的な丸頭ヘッド・皿頭ヘッド・薄平ヘッドの特徴を紹介し、リベットのヘッドごとの違いを解説します。

丸頭ヘッドの特徴

丸頭ヘッドは、リベットの頭部が半球状に丸みを帯びた形状のリベットヘッドです。

丸頭ヘッドは頭部が半球状に盛り上がっており、皿頭ヘッドに比べて頭部の高さがあります。専用の皿加工が不要で施工しやすいため、幅広い用途で使用されているリベットです。

ただし、取り付け後は丸頭ヘッドが表面から少し出るため、仕上がりに凹凸ができます。見た目よりも強度や使いやすさを重視する場合に選ばれるリベットヘッドです。

また、丸い部分をアンビル(受け治具)に置く必要があるため、部品をカシメるときに安定しにくいといった特徴があります。丸頭ヘッドを仕様する際は、安定してカシメができるような治具を併せて検討しましょう。

皿頭ヘッドの特徴

皿頭ヘッドは、リベットを取り付けたときにヘッドの部分が板の表面とほぼ同じ高さになる形状のリベットヘッドです。

あらかじめ板に皿加工をしておけば、リベットのヘッドがくぼみに納まり、取り付け後も表面に出っ張りません。見た目をきれいにしたい機械カバーや家具、外装部品などで、皿頭ヘッドのリベットがよく使われています。

表面が平らで手が引っかかりにくく、部品同士が当たる場所でも使いやすい形状です。

ただし、板厚が薄い材料では十分な皿加工の深さを確保しにくく、加工後に母材の厚みが不足して接合強度が低下する場合があります。そのため、皿頭ヘッドは母材の板厚も考慮して選ぶことが大切です。

薄平ヘッドの特徴

薄平のリベットヘッドは、最も広くカシメに使われている形状です。

ECサイトでもさまざまな寸法が取り扱われており比較的安価に入手することができるため、外観を気にしなくてもいい場合や、最終的に内部に隠れてしまう部分には最適なリベットヘッドです。

同じ平型形状のなかでも、通常の平形のリベットヘッドと比較して頭部の平らな部分を薄くできます。ただし、皿形状に比べると多少出っ張りができてしまうため、カシメ後に他の部品と干渉しないか注意が必要です。

リベットヘッドを用途別に使い分けるポイント

リベット ヘッド カシメ機の画像

リベットヘッドは、どの形状を選んでもよいわけではありません。使用する場所や製品に求められる性能によって、適した形状は変わります。

同じリベットを使用していても、ヘッドの形状が違うだけで固定のしやすさや仕上がりは異なるため、製品の用途や使用環境を考えながらヘッドを選ぶことが大切です。

形状が合っていないと、十分に固定できなかったり、見た目が悪くなったりする場合もあります。

それぞれに特徴があるため、用途に合わせてリベットヘッドを使い分けましょう。ここからは、強度・外観・取り付ける材料や板厚という3つのポイントに分けてリベットヘッドの選び方を紹介します。

強度を優先してリベットヘッドを選ぶ

強度を優先してリベットヘッドを選ぶ際は、リベットそのものの強度だけでなく、母材に荷重をどのような影響があるか確認することも大切です。

ステンレスなどの硬い材質はカシメに大きな力が必要なため、セラミックや樹脂を使用した部品はカシメの際に割れてしまうことがあります。このような場合は、アルミや真鍮などカシメがしやすい材質のリベットヘッドを使用して、母材に大きな荷重がかからないようにしましょう。

一方、鋼板など十分な強度がある材料では、硬いリベットヘッドでも安定した接合が可能です。

母材の材質や板厚、荷重条件を考慮し、適したヘッド形状を選ぶことで接合部の信頼性を高められるでしょう。

外観を重視してリベットヘッドを選ぶ

同じリベットでも、ヘッドの形が違うだけで完成後の外観の印象は変わります。

特に製品の表側に取り付ける場合は、リベットヘッドの小さな出っ張りでも目立ってしまうため、仕上がりまで考えて形状を選ぶことが大切です。

見た目をきれいに仕上げたい製品で皿頭ヘッドのリベットを使えば、表面とほぼ同じ高さに収まるため全体がすっきりした印象になります。

ただし、接合強度を優先したい場所では、丸頭ヘッドやラージフランジヘッドなどヘッドが出る形状が適していることもあります。リベットヘッドは、見た目と強度の両方のバランスを考えながら選ぶことが大切です。

取り付け先の金属との相性でリベットヘッドを選ぶ

リベットヘッドを選ぶ際は、形状だけでなく取り付け先の金属との相性も確認が必要です。

異なる金属同士が水分に触れると、電位差によって一方の金属が優先的に腐食する「異種金属接触腐食」が起こることがあります。

例えば、屋外でアルミ製の母材にステンレスや鉄のリベットヘッドを使用すると、電位の低いアルミ側が腐食し、リベット穴の周囲がやせて固定力が低下することがあります。

この場合、母材と同じアルミ製のリベットヘッドを選ぶか、絶縁性のワッシャーやコーティングで金属同士の接触を避ける方法が効果的です。

屋外や水がかかる環境で異なる金属を組み合わせる際は、事前に腐食のリスクも確認しておきましょう。

なお、弘機商会では、リベットのヘッドのご相談にも対応しています。専用設計が必要な場合や、量産性が求められる場合なども、実績豊富なスタッフが丁寧にご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

リベットに関するご相談は弘機商会にお任せください

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リベットヘッドの形状選びに迷ったときや、リベットの加工方法についてお悩みの際は、ぜひ弘機商会へご相談ください。

弘機商会ではさまざまな種類のリベットヘッドのカシメ実績がありを取り扱っており、使用する材料や板厚、求められる強度・仕上がりに応じて適したリベットをご提案することが可能です。

リベット選びだけでなく、リベットヘッドの加工や取り付けに関するご相談にも対応しており、豊富な実績をもとにご案内させていただきます。

「どのリベットヘッドを選べばよいかわからない」といったお悩みにも、リベットとリベットヘッドの専門知識を持つスタッフが丁寧にお答えしますので、まずは以下よりお問い合わせください。

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