「カシメ」って言われると、
ピンときませんが、
「カシメ」は、
みなさんの身近にたくさんあります。
「カシメ」のことを、
みなさんにもっと知っていただけたらと思って、
このページをつくりました。
ABOUT カシメ
「カシメ」って何?
その歴史は古く、昔の鎧(よろい)などにも使われています。
小さなものから、大きなものまでさまざまなカシメがあり、わたし達の生活のまわりで、たくさん見つけることができます。
「カシメ」の種類
「カシメ」は、カシメる方法によって、大きく3つに分類されます。
ABOUT カシメ機(リベッター)
カシメるための機械 – カシメ機
カシメをする機械を「カシメ機」と呼びます。
リベットの頭をつぶして、材料を固定するための機械です。
リベットの頭のつぶし方によって、カシメ機がさまざま存在しています。
先ほどから登場する「スピンカシメ」の機械だけでも、サーボ式(電動式)、空圧式、油圧式の3種類存在します。
当社は、サーボ式(電動式)カシメ機と、空圧式カシメ機を製造しております。
「スピン カシメ機」と「プレス カシメ機」
プレスカシメは、一方向から強い力を加えてリベットを変形させます。
強い圧力を加えるため、大きな振動と音が発生します。
また、リベットの軸が太くなり、遊びがなくなるという特徴があります。
固く固定したい場合は良いですが、可動性が欲しい場合には向いていません。
一方、スピンカシメは、リベットの軸から数度傾いたスピンヘッドが、回転しながら圧力をかけていくので、プレス式に比べて、小さい力でリベットを変形させることができます。
プレスカシメと比べて、「1/7以下の力」しか加わらず、製品、リベット自身にかかる衝撃・振動や圧力が少ないので、不必要な変形がおこりにくく、精密な作業が可能となります。
また、リベットの軸を圧力で太く変形したい場合にも対応でき、守備範囲が広い優れモノです。
プレス式 カシメ | スピン カシメ | |
---|---|---|
カシメ手法 | プレスでリベットを上から押しつぶす | 角度をつけて取り付けた専用工具を 回転させながらリベットに押し当て、 加圧・成型を行う |
スピード | ◎ 早い |
〇 プレス式よりは遅い |
コスト | ◎ 安い |
プレス式よりは高い |
主要用途 | 衣料品、住宅設備、電子部品の固定接合など | 自動車、航空機、電気製品の工作機械、医療機器などの接合 |
ワークへのダメージ | 大きい | 小さい プレス式の1/7 |
ABOUT スピン カシメ機
スピン カシメ機ができるスゴイ!技
1モーターの軸をカシメる
余計な変形は異音につながるため、非常にシビアです。
そのような厳しい条件下でも、やさしくカシメるスピンカシメ機は、活躍し続けています。
2安定した動きのヒンジ
弱い力でカシメられるスピンカシメなら、部品に余計な変形を起こすことなく、安定したカシメを実現できます。
3繊細にカシメられる
不要な衝撃がかからないスピンカシメ機だから、鏡が割れずにカシメられます。
スピン カシメ機 比較表
油圧式カシメ機 | サーボ式カシメ機(弘機商会) | 空圧式カシメ機(弘機商会) | |
---|---|---|---|
スピード | △最重量 | ◎電子制御式 | ◎軽量のため |
加圧力 | 高加圧に優れる | ◎低~高 | 低~中に優れる |
価格 | 〇 | 〇 | ◎ |
機能 | 〇 | ◎各種センサーの装備可 | 〇 |
その他 | カスタマイズ対応△ | ポンチ治具の対応力◎ | ポンチ治具の対応力◎ |